コロナによる外出自粛、それによる企業のマーケティング活動が大きく変わりつつある中、企業のマーケティング担当は新しいオンラインのコミュニケーション施策としてZoomなどをつかったオンラインでのセミナーに取り組まれている企業様も多いのではないでしょうか?
春頃からオンラインセミナーに取り組まれている企業様の中にはある程度オンラインセミナーの傾向などを見つけられた企業様も多いと思いますが、我々がご支援している企業様の中でも、
・申込数自体は通常セミナーよりも非常に多い傾向がある
・開催のやり方を工夫すればセミナー後の質問も多く商談につながる比率も従来と同じかそれ以上
などこれからのマーケティング活動につながる結果が出ている企業様が数多くいらっしゃいます。
一方、オンラインセミナーを数多く実施する中で、企業によっては以下のような知見も集まりつつあるようです。
・同じ方の複数回の参加が多く、2回、3回と参加されるユーザが多く、ノイズになる
・セミナー後のアンケートなどフォローアップに手間がかかる
集客に苦労されている担当者様からすればうらやましい情報かもしれませんが、複数回の参加がセミナーシステムの上限に引っかかって参加できない新規リードが発生したり、フォローアップの手間につながっている、という話もあるようです。
確度の高いお客様については営業と連携して「個別相談会」など商談フェーズの進んだステップに誘導したいところですが、それ以外の勉強目的で参加されている代理店担当者や企業規模や業種などの点で商談確度の低いお客様についてはあらかじめ除外してオンラインセミナーの参加上限を超えないようにコントロールしたい、という企業様向けに「Pardotだけで簡単にセミナーの参加回数をプロスペクト項目に追加する」方法をご案内します。
~この記事はこういう方向け~
Pardotの運用担当者でSalesforceへの操作権限が無い、またはSalesforceの知見が少なく自由なセグメンテーションが難しいと感じている方
※前提としてセミナー申込についてはPardotフォームにセミナー単位でリストとして格納されている、という環境を想定しています。
まずPardot側にプロスペクトの「数値型」のカスタム項目を追加します。
次にすでにあるセミナー参加者リストについて「セミナー参加回数」に反映するにはオートメーションルールを作成します。オートメーションルールの条件にセミナー参加者リストを選択し、アクションには「プロスペクト項目を増加」を選択し、セミナー参加回数の増加を選択します。
これを過去開催したセミナーのリストの数分だけオートメーションルールを作成し実行します。
すべてのオートメーションルールの実行が完了したら無事セミナー参加回数反映されていると思います。
次に「今後開催するセミナー」についてセミナー申込と同時に「セミナー参加回数」に反映する方法をご案内します。
※「セミナー申込」と「セミナー参加」は必ずしも一致しないので、どういった軸でセグメントを掛けたいか、を考えて実施してください。
こちらはセミナーの申込フォームに使っているPardotのフォームに対して完了アクションの設定から「プロスペクト項目値を増加」を選択してセミナー参加回数に対して「+1」を選択するだけです。
ポイントとしては開催するセミナー単位でフォームを使い分けする必要があるので、一つのフォームを使いまわししたりせずフォームをコピーするなどの方法でセミナー単位でフォームを分けて頂ければと思います。