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2024-12-19
HubSpot

HubSpotのCTAとは?ユーザーの関心を引きつける機能と設置方法を解説

HubSpotには、Webサイトを訪れたユーザーに特定の行動を促すCTA機能があります。この機能を利用することで、資料請求やキャンペーン申し込みなど、ユーザー自身がアクションを起こすポイントへ効率的に誘導でき、貴社の目標とするコンバージョン数の飛躍的な向上が期待できます。本記事では、CTA機能の概要、その利用方法、パフォーマンスの確認、おすすめの活用法について解説します。

この記事の概要

・CTAはユーザーに次のステップを示し行動をしてもらう役割がある

・HubSpotのCTA機能を使えば効果の高いCTAを簡単に作成できる

・HubSpot のCTA機能を使えるエディションについて解説

・HubSpot のCTA機能の利用方法を解説

・HubSpotのCTA機能のパフォーマンス分析結果をリアルタイムで確認できる

・おすすめの利用方法を紹介

HubSpotのCTA機能について

HubSpot を使うなら、ぜひ利用してほしいのがCTA機能です。はじめに一般的なCTAの概要を確認し、次にHubSpotのCTA機能について解説します。

CTAとは?

CTAとは、「Call To Action」の略で、日本語では「行動喚起」や「行動を促す」という意味になります。主にマーケティングやWebデザインの分野で使われる言葉で、ユーザーに特定のアクションを促す仕組みを指します。例えば、Webサイトやランディングページ、広告、メールなどに「今すぐ購入」や「お申し込みはこちら」、「ダウンロード」などのボタンが設置されているのを見たことがある方は多いでしょう。これがCTAです。CTAはユーザーに次のステップを明確に示し、迷わず行動をしてもらう役割を果たします。これにより、自社が目標とするコンバージョン(申し込みや登録、購入)数の向上が期待できます。CTAを設置する目的は、ユーザーを次のステップに誘導しコンバージョン率を高めることなのです。

対応しているエディション

HubSpotのCTA機能では、魅力的で効果の高いCTAを簡単に作成できます。無料プランではCTA機能を提供されておらず、以下のエディションで使うことができます。

・Marketing HubのStarter、Professional、Enterprise

・Content HubのStarter、Professional、Enterprise

上記のエディションのStarterは最もベーシックな有料プランですが、シート(機能別の編集アカウント)は都度購入(月額)となるので、実際にはProfessionalかEnterpriseを選ぶのがおすすめです。

Starterでは基本的な機能のみですが、ProfessionalやEnterpriseではより高度な機能が含まれています。A/Bテストが可能で、特定のCTAに、デザインやキャッチコピー、リンクが違う複数のバージョンを作成して、最もパフォーマンスの高いCTAを見つけることができます。

無料ツールでは機能が制限

HubSpotにはマーケティングツールやセールスツール、コンテンツツール、オペレーションツールなどの一部機能を無料で使える「無料ツール」が用意されていますが、CTA機能は提供されていないため、Starter 以上のプランに契約する必要があります。CTAや他の機能をフルで使いたい場合は、Professional以上のプランを選択するのがおすすめです。

CTA機能の利用方法を解説

ここからは、HubSpot のCTA機能をどのように使ったらいいのか、利用方法について見ていきましょう。

利用するまえにトラッキングコードの設置が必要

HubSpotのCTA機能を利用するためには、はじめにトラッキングコードをWebサイトに設置する必要があります。トラッキングコードとは、Webサイトのトラフィックを計測するためのプログラムコードで、Webサイト上での訪問者の行動(流入経路や滞在時間、ページ間の遷移履歴など)を記録し、どのCTAがどれだけのクリックやコンバージョンを生み出しているかを計測(追跡)することができます。このトラッキングコードが正しく設置されていないと分析に必要なデータ収集ができず、その後の改善が難しくなってしまいます。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション自動的に生成された説明

トラッキングコードはHubSpotの設定画面から入手し、WebサイトのHTMLファイルなどのソースコード内に設置します。またWordPressなどの一般的なCMSを利用している場合は、専用プラグインを活用して簡単に導入することもできます。

選択できるテンプレートと種類

HubSpot のCTAをゼロから新規作成することもできますが、豊富なテンプレートを利用して、必要に応じたCTAのデザインを選択することもできます。テンプレートには、ボタン型やリンク型、バナー型など、さまざまなデザインが用意されており、カスタマイズも簡単です。CTAの目的に応じてシンプルなデザインから、インパクトのあるものまでを自由に選択することができる点は魅力的ですね。またデザインだけでなくCTAの種類も複数用意されており、スティッキーバナー(インライン表示)やスライドイン表示、ポップアップ表示など、ユーザーがウェブページを閲覧するタイミングに応じた表示形式を選べます。HubSpotのページやEメールで使用できる埋め込み画像も作成でき便利です。

HTML/CSSでカスタマイズも可能

また詳細オプションで「埋め込みHTML」を選択すれば、HTML言語での記述やCSSによるカスタムスタイルが直接記述できるようになります。この機能によってデザインの自由度が大幅に向上し、フォントやカラー、ボタンのスタイルなどを細かく調整できます。自社ブランドに合わせた独自のCTAを作成したい場合や、ウェブサイト全体のデザインに一貫性を持たせつつ、ユーザーにとって魅力的に見えるCTAを作成したい場合はこの機能を活用しましょう。

表示頻度やルールを設定

HubSpotのCTA機能は表示頻度やルールを細かく設定することが可能です。たとえば、以下のような設定を状況に応じて使い分けることができます。

表示するタイミング

・ボタンクリックによる表示

サイトに訪問したユーザーがページ上の指定したボタンをクリックすることで、CTAが表示される

・ページスクロール時に表示

ページを指定した割合以上にスクロールしたときにCTAが表示される(単位は%)

・ページから離脱しようとするときに表示

 ブラウザの「閉じるアイコン」や「戻る」にマウスカーソルが移動すると表示される

・経過時間

 サイトを一定時間以上閲覧していると表示される(秒単位で設定可能)

・無操作

 サイトに訪問してから一定時間以上操作がないと表示される(秒単位で設定可能)

設定したルールによって表示

・ターゲットによって表示/非表示

 特定の条件でフィルターを作成(設定)し、該当した訪問者だけにCTAを表示

・表示頻度

 訪問者がCTAを閉じた後、どの程度の時間で再表示するかを設定(30分から年単位まで選択可)

・表示のスケジューリング

 特定の期間のみCTAが表示されるという設定(開始日と終了日、もしくはどちらかを設定)

本機能により、適切なタイミングで最適なターゲットにマーケティングメッセージを届けることができます。

パフォーマンスを確認するには

HubSpotのCTA機能では、詳細なパフォーマンス分析の結果をリアルタイムで確認できます。結果はcsvやxls、xlsxファイルでエクスポートすることができるので、他部署と情報を共有することもできます。この分析ではCTAのクリック率や表示回数、コンバージョン率などの基本的なデータをはじめ、複数のCTAがどのような効果を上げているかをA/Bテストを通じて比較することもできるようになっています。

またHubSpotのダッシュボード上でもパフォーマンスのデータを視覚的に確認できるため、改善が必要なCTAについてはデザインやメッセージを変更するなど、PDCAサイクルを容易に回すことができます。

おすすめの利用方法を紹介

最後に、CTA機能のおすすめの利用方法について解説しておきましょう。

ブログ記事からホワイトペーパーやメルマガのサブスクライブに

ブログ記事の最後に、資料請求やメールマガジンの登録を促すCTAを設置するのは、訪問者を長期的なフォロワーや顧客に転換するための有効な方法といえるでしょう。興味を持って記事を読んでくれた訪問者に対して、より詳細な資料となるホワイトペーパーやメルマガを提供することで、さらに深い関係を築くことができます。特にHubSpotのCTA機能には、よりパーソナライズしたCTA表示の方法があります。訪問者の興味に基づいたパーソナライズドメッセージを提供することで高い登録率が期待できます。

再訪問にあわせてセミナーや個別相談会

ブログやWebサイトへの再訪問者に対して、個別相談会やウェビナーの案内を行うのも効果的なCTA活用方法です。自社のブログやWebサイトに再訪するということは、そのユーザーは少なからず貴社の商品やサービスに対して興味を持っている証拠です。そのようなユーザーに対して、次のステップとしてより詳細な情報提供を行うCTAを設置することで、ユーザーから顧客への転換を促進できることでしょう。先述のように、HubSpotのCTA機能にはよりパーソナライズしたCTA表示の方法があります。再訪問者向けに特別な割引や限定オファーを提供するCTAを活用することで、リピート購入やさらなる関心を引き出すことが可能となります。

HubSpotのCAT機能はマーケティングの強力なツール 

本記事では、HubSpotのCTA機能について紹介しました。

CAT機能は、Webサイトやブログを訪問したユーザーを次のステップに誘導するための強力なツールとなります。無料版では制限があるものの、有料プランでは柔軟なカスタマイズが可能で、より効果的なCTAを作成しターゲットに合ったマーケティングメッセージを届けることができます。自社に適切なエディションを選択し、CAT機能を使った効果的なマーケティング施策を展開しましょう。

なお、株式会社ハレフルではHubSpotSalesforceの導入・運用支援を行っております。「自社にあったCRMの選定から相談したい」「HubSpotの運用を依頼できる企業を探している」という場合には、お問い合わせからご連絡ください。

<参考>

HubSpot CTAとは?HubSpot CTA作成方法、注意点、ベストプラクティスまで紹介!

https://hubspot.100inc.co.jp/what-is-hubspot-cta

【HubSpot新機能】新CTAでできるようになったこと

https://www.accesight.com/blog/using-hubspot-new-cta

HubSpotでCTAを設定する

https://rocket-boys.co.jp/hubspot-cta/

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