HubSpotでは、あらゆるビジネスシーンで活躍するEメールをテンプレートとして保存しておくことができます。営業やマーケティング、カスタマーサービスで効果の高かったテンプレートを保存しておくことで、業務の効率化やコンバージョン率の向上が期待できます。
また、HubSpotにはデザイン性のあるEメールテンプレートがあらかじめ用意されており、これを利用することで、誰でも簡単に洗練されたEメールテンプレートを作成できます。
HubSpotのEメールテンプレート機能は、無料で利用を始めることができます。無料プランで利用できるEメールテンプレートは3件ですが、有料プランへアップグレードすることで1アカウントにつき、最大5,000件まで利用できます。また、無料プランの場合、無料EメールにHubSpotのロゴが含まれますが、有料プランではロゴを削除できます。
HubSpotでは、繰り返し使用するセールスEメールをテンプレートとして保存し活用できます。それでは、Eメールテンプレートの作成と送信方法について、順を追って見ていきましょう。
HubSpotアカウントのナビゲーションにある「ライブラリー」>「テンプレート」の順に進みます。
「新規テンプレート」をクリックし、「ゼロから作成」を選択します。
テンプレートの名前と件名を入力します。
次に、Eメールの本文を入力します。
「その他」をクリックすると、フォントのスタイルやサイズ、色、テキストの位置などを編集できるようになります。リンクや画像はアイコンをクリックし、簡単に挿入できます。
Eメールテンプレートにパーソナライズトークンを組み込むこともできます。
パーソナライズトークンとは、HubSpot CRMから顧客情報を引き出す機能のことで、取引情報やライフサイクルステージなどから適切なEメールテンプレートをパーソナライズ化することができます。
スペニット(よくある質問に対する定型的な回答)やセールスドキュメント、スケジュール設定リンクなども挿入可能です。
HubSpotにはAI搭載が搭載されており、AIを利用して、効果的なEメールを簡単に生成できます。Eメールを作成したいけれど、どのような内容にしたらよいか思いつないときに大変役に立ちます。
新規テンプレートのウィンドウの右下にある「AIを利用してテンプレ―トを生成」のボタンをクリックすると、コンテンツ生成のウィンドウが現れます。
Eメールタイプ(紹介Eメール・コールドEメール・フォローアップEメール)や内容、文体を選択し、「生成」ボタンをクリックします。
AIがEメールの草稿を短時間で生成します。
右上の「さらに生成」をクリックすると別の案が生成されます。
使用したいコンテンツを選択し、「コンテンツ挿入」をクリックすると、新規テンプレートに反映されます。
このテンプレートを個人で使用するか、チームで共有するかの選択も可能です。
テンプレートを作成したら、「テンプレートを保存」をクリックします。
次に、Eメールのテンプレートを使ってCRMからEメールを送信する手順を解説します。
コンタクト:HubSpotアカウント「CRM」>「コンタクト」の順に進みます。
会社:HubSpotアカウント「CRM」>[会社]の順に進みます。
取引:HubSpotアカウント「CRM]>[取引]の順に進みます。
チケット:HubSpotアカウント「CRM」>「チケット」の順に進みます。
レコード名をクリックして情報を表示し、左側のEメールのアイコンをクリックします。
ポップアップボックスで、「テンプレート」をクリックします。
テンプレートを選択します。
テンプレートがEメールに反映されるので、文章を整えてから「送信」します。
HubSpotのマーケティングツールにも、マーケティング担当者がEメールを短時間で効率的に作成するために機能が備わっています。デザインやHTML、CSSなどの知識がなくても既成のテンプレートが用意されているので、それを基にドラッグ&ドロップ操作で見栄えのするEメールを作成できます。
ここからは実際にマーケティングEメールを作成してみましょう。
ナビゲーションメニューの「マーケティング」>「Eメール」をクリックします。
作成したいEメールの種類を選択します。
HubSpotの既成のテンプレートが表示されるので、適切なものを選択しましょう。
有料プランにアップグレードすると、より多くのテンプレートを利用できます。
※既にテンプレートを作成している場合もこちらに表示されます。
テンプレートを選択すると、テンプレートをベースにしたEメールが表示されます。このテンプレートを基に、文字や画像、レイアウト、ボタン挿入など、自由にカスタマイズしましょう。
メール全体の背景パターンも変更可能です。
レイアウトの変更やボタンの設置、画像の挿入などは、ドラッグ&ドロップで直感的に操作できます。
Eメール作成が完了したら、「プレビュー」で実際にPCやスマホに表示される画面を確認できます。
次に、マーケティングEメールを送信する手順を説明します。
≪送信設定≫
Eメールのエディター画面、上部の「設定」タブをクリックし、以下の内容の設定を行います。
・送信者名(受信者に表示される名前)
・送信者アドレス(受信者に表示されるアドレス)
・件名、プレビューテキスト
・内部Eメール名(組織内で使用する名称)
・配信カテゴリー
≪送信先のコンタクト、コンタクトリストを指定≫
マーケティングEメールの設定が完了したら、Eメールのエディター画面、上部の「送信またはスケジュール」タブをクリックし、コンタクトまたはコンタクトリストを指定します。
「自動化」タブでは、Eメールに反応した人に対して、追加のEメールを送信するなど、フォローアップをする設定が可能です。
これらの設定完了後、「確認および送信」からEメールを送信します。
本記事ではHubSpotのEメールテンプレート機能を使って、Eメールの作成をし、Eメールを送信する方法について解説しました。Eメールは、顧客との信頼関係を築くうえで効果的なコミュニケーションを実現するツールです。HubSpotのEメールテンプレート機能を活用すれば、時間を節約しながら質の高いEメールを作成でき、顧客とのコミュニケーションをさらに強化することができます。
HubSpotのEメールテンプレートは無料でも利用は可能ですが、利用できる件数に限りがあります。まずは無料で試して、必要に応じて、有料のプランにアップグレードすることをおすすめします。
株式会社ハレフルではHubSpotの導入・運用支援を行っております。「自社にあったCRMの選定から相談したい」「HubSpotの運用を依頼できる企業を探している」など、HubSpot導入に関する具体的な相談や、プランの選び方についてお困りの方は、お問い合わせからご連絡ください。