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2025-03-24
HubSpot

【HubSpot】Content HubとWordPressの違いを比較!最適なCMSの選び方

この記事の概要

・Content HubとWordPressの概要がわかる

・Content HubとWordPressの主要機能や利点がわかる

・両ツールを適用シーンや拡張性、セキュリティなどの観点から見た違いがわかる

・Content HubとWordPressのコスト構造の違いがわかる

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Content HubとWordPressの概要

Content HubとWordPressの違いを比較する前に、両者の違いを簡単に確認しておきましょう。

 

Content Hubとは?

Content Hubは、米国・HubSpot社がマーケティングツールとして展開するツール群のひとつで、一元的にコンテンツを管理し、効果的なコンテンツマーケティングを実施するためのプラットフォームです。従来はCMS Hubとして展開されていましたが、よりパーソナライズされたコンテンツ戦略を実行できるように2024年に新たにリリースされました。Content Hubは、コンテンツの作成や管理、配信、最適化を効率化し、顧客体験を向上させることを目的としています。

 

WordPressとは?

WordPressは、現在世界で最も利用されているオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。個人のWebサイトやブログ、企業サイト、ECサイトまで幅広く対応できる柔軟性を持ち、さまざまなプラグインとテーマを活用することで、機能を拡張することができます。WordPressは、そのユーザーフレンドリーな操作性で、初心者から上級者まで幅広いユーザー層に利用されています。

 

Content Hubの主要機能と利点

HubSpotのContent Hubは、以下のような機能と利点を持っています。

●  コンテンツ管理(CMS機能)

Content Hubの主要機能がCMS機能です。Content Hubはドラッグ&ドロップのWebサイトエディターで、コードを使うことなくWebサイトの作成が可能です。コンテンツバージョン管理として変更履歴の保存と復元も可能で、検索エンジン向けにコンテンツの改善をアドバイスするSEO最適化機能も持っています。

●  AIを活用したコンテンツ作成

Content Hubには、AIを活用したコンテンツ作成機能が実装されています、ブログ記事やランディングページ作成、SNS投稿などのコンテンツ作成をAIが支援してくれる他、動画コンテンツやSNS投稿向けのキャプションをAIが提案してくれる機能や訪問者ごとに適したコンテンツを自動表示する機能もAIが支援してくれます。

●  マーケティングオートメーションとの連携

Content Hubは、HubSpotの他のHub(Marketing Hub、SalesHub、Service Hubなど)やMarketoなどのマーケティングオートメーションツールと容易に連携できるため、リードナーチャリングやパーソナライズされたコンテンツの配信が可能です。

●  マルチチャネル配信

SEO対策を施したブログやウェブページ作成し、併せてニュースレターやキャンペーンメールの送信を行ってマルチチャネルでコンテンツを配信することができます。

●  コンテンツパフォーマンス分析

また、有料の機能になりますが、異なるコンテンツの効果を比較するA/BテストやコンテンツのエンゲージメントやROIを可視化するダッシュボードとレポート機能、検索順位の変動をモニタリングするSEOパフォーマンス追跡機能などが用意されています。

 

WordPressの主要機能と利点

●  カスタマイズの自由度

WordPressはオープンソースであるため自由度が高く、カスタマイズが容易です。直感的な管理画面で、基本的にはプログラミングの知識がなくてもサイトを作成可能です。また、プログラミング(コーディング)の知識があれば、独自の機能やデザインを組み込むこともできます。

●  プラグインとテーマの豊富さ

WordPressには数万種類のプラグインとテーマが提供(有料と無料がある)されており、SEO対策やセキュリティ強化、Eコマース機能追加など、多様なニーズに対応できます。

●  コミュニティとサポート

WordPressは、世界中のコミュニティによって、多くの情報やサポートが提供されています。またマニュアル本も多く出版されているので、問題が発生した際には解決策を見つけやすいという利点があります。

●  コストを抑えられる

WordPressはオープンソースなので、ソフトウェア自体は無料、レンタルサーバーとドメインがあれば運用可能です。プラグインも無料のものを活用すれば、低コストでさまざまなサイトを構築・運用でききます。

 

Content HubとWordPressの適用シーン

ではContent HubとWordPressはどのようなシーンで使うことに向いているのでしょうか?

 

Content Hubの活用が最適なサイト

●  企業のオウンドメディア運用

自社サイトへの誘導や歳と分析が重要なサイトにはContent Hubが向いています。

●  コンテンツマーケティングを重視する企業

的確な分析やSEO対策を行い、コンテンツマーケティングを重視する企業のサイト運営に向いています。

●  マーケティングオートメーションとの連携が必要なサイト

他社製やHubSpotのマーケティングオートメーションと連携する場合には、Content Hubが最適です。

 

WordPressの活用が最適なサイト

●  中小企業のウェブサイト

基本的には無料、もしくはリーズナブルなプラグインを利用できるので、あまりサイト運営にコストをかけられない中小企業の運用に向いています。

●  個人ブログやポートフォリオサイト

こちらも上記同様、工夫すればコストを抑えて作成・運用できるので、WordPressは個人での活用に向いています。

●  柔軟なカスタマイズが求められるサイト

ほとんどの機能はプラグインで実現できますが、プログラミングの知識があれば柔軟にサイトをカスタマイズすることもできます。

 

Content HubとWordPressの選び方のポイント

「マーケティング重視」であればContent Hub、「コストや自由度を優先」するのであればWordPressが適していると言えます。Webサイト運営時の優先事項を決めて、どちらかのツールを選んでいきましょう。

 

Content HubとWordPressの拡張性

Content HubとWordPressは単独の機能だけでなく、それぞれの拡張性を活かした機能の拡張が可能です。といっても、双方の拡張性は方向性が違うので注意が必要です。たとえばContent Hubは、HubSpotの製品や他のマーケティングツールとの連携が容易で、CRMや広告配信ツールとも統合することが可能です。一方WordPressは、多種多様なプラグインを活用することで機能を拡張できるように設計されています。つまりContent Hubは企業向けツールと連携しやすく、WordPressは一般的なウェブサービスとの相性が良いということになります。

 

SEOとパフォーマンス最適化の比較

 

Content HubのSEO機能

Content Hubは、コンテンツ管理とSEO最適化を一元化できるツールです。初心者でも簡単にSEO対策ができるように、主に以下のような機能を実装しています。

・SEO推奨

WebサイトのSEOエラーを自動検出し、改善策を提案。

・トピッククラスター

関連コンテンツを内部リンクでつなぎ、検索エンジン評価を向上。

・AIキーワードリサーチ

最適なキーワードを自動提案。

・メタデータ最適化

タイトル・ディスクリプションを自動生成、または改善。

・モバイル最適化

レスポンシブデザイン対応と読み込み速度向上対策。

・ページスピード分析

Webサイトの表示速度を測定し、改善策を提案。

 

WordPressのSEO機能

これに対してWordPressは、基本機能に加えてプラグインでSEOを強化する必要があります。

WordPressに標準搭載のSEO機能

・SEOフレンドリーなURLを設定可能

・モバイル対応(レスポンシブデザインでGoogleの評価向上

・画像SEO(ALT属性設定)で検索流入を増やせる

プラグインでSEOを強化

・プラグイン(Yoast SEO、Rank Math、All in One SEOなど)を利用することで、SEO対策を強化

 

パフォーマンス最適化の違い

Content Hubのパフォーマンス最適化の特徴は、クラウド型で最適化されており、サーバー管理が不要な点、モバイル対応・AMP標準搭載でGoogleの評価が高い点、コード最適化とページ速度管理が自動化されている点です。このような標準搭載の機能で、メンテナンスが不要、かつ高速で安定したパフォーマンスを維持できると言えます。

一方WordPressは、サーバーの選択とプラグインの選択でパフォーマンスを調整可能である点、テーマ次第でモバイル対応とAMP対応も可能な点はパフォーマンス最適化の特徴です。しかし自由度が高い反面、最適化には手動設定やそれなりの知識が必要になります。WordPressはカスタマイズ性が高いが、パフォーマンス最適化は自分で設定する必要があるのです。

 

セキュリティとメンテナンスの観点から見た違い

Content HubとWordPressは、セキュリティとメンテナンスの点から見ても、前章と同じような傾向があります。

Content Hubのセキュリティとメンテナンス性

Content Hubはクラウド型でセキュリティ管理が自動化されており、ユーザーが個別に設定する必要はありません。たとえばSSL証明書が標準搭載されていたり、DDoS攻撃対策やファイアウォールなども、はじめから組み込まれています。つまりユーザー側で特別なセキュリティ対策は不要で、基本的な安全性は確保されていると言えるでしょう。メンテナンスに関しても、クラウド管理のためアップデートや設定は自動的に行われます。

 

WordPressのセキュリティとメンテナンス性

WordPressはSEO対策などと同様、さまざまな設定は自分で行う必要があります。ホスティングサービスを使えば基本的なセキュリティ(暗号化やファイアウォール)は実装されている場合がありますが、セキュリティプラグイン(WordfenceやSucuri)、DDoS対策などはCDN(Cloudflareなど)を活用する必要があります。またメンテナンスに関しても、定期的なツールのアップデートは自分で行う必要があります。

 

コストの比較

最後にContent HubとWordPressコストで比較してみましょう。

 

Content Hubのコスト

HubSpotのすべてのツールは、選択するプラン(Starter、Professional、Enterprise)によって料金が変わります。無料ツール(無料機能)も用意されていますが、各プランで使える機能が変動します。2025年2月時点の各プランの基本料金は以下の通りで、コアシートを追加すると料金が上がります。

●  Starter

Starterプランは月額1,800円から。含まれるコアシートの数は1シートで、追加する場合は1枚につき1,800円が必要です。

●  Professional

Professionalプランは月額106,800円から。含まれるコアシートの数は3シートで、追加する場合は1枚につき6,000円が必要です。

●  Enterprise

Enterpriseプランは月額432,000円からで、含まれるコアシートの数は5シート。追加する場合は1枚につき9,000円が必要です。

 

WordPressのコスト

WordPress本体の利用料は無料ですが、これにホスティング費用と必要であればドメイン取得費用がかかります。また有料のプラグインやテーマを追加すれば、その分料金が加算されることになります。

 

トータルコストでContent HubとWordPressを比較すると?

Content HubのStarterプランを選び、1コアシートのまま運用すれば月額1,800円、年額で21,600円ほどかかることになります。WordPressのホスティング費用とドメイン取得・維持費用は選ぶサービスによって差があるので、実は単純比較はできません。ただし基本は無料で使えるWordPressも、有料テーマやプラグイン、ホスティング費用などがかかることを考えると、費用ではなくパフォーマンスで比較するべきでしょう。

 

Content HubとWordPressのどちらがどのようなサイトに適しているか?

先述のように、Content Hubは企業向けツールと連携しやすく、WordPressは一般的なウェブサービスとの相性が良いという特徴があります。従ってマーケティング重視であればContent Hub、コストや自由度を優先するのであればWordPressが適しています。

このようなことから、Content Hubは大企業やコンテンツマーケティングを重視する企業のサイト運営に適しており、WordPressはコストを抑えつつ柔軟に運用したい場合のサイト運営に適しているといえるでしょう。

両ツールの善し悪しはサイトの目的や運用体制によって大きく異なるため、一概には判断できません。自社の規模とWebサイトの目的、長期的な運用を行う視点で検討することが重要です。

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