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2023-05-10
Salesforce

【Account Engagement ちょっとTips】メールの署名欄、ちゃんと表示させるには

この記事でわかること

・Account Engagementのメールで文中にURLを設置する注意点

・メール署名欄にURLをキチンと表示させる方法

・署名欄のURLを追跡用リンクに変換されないようにする

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Webサイトをリニューアルしたので、ちょっとお休みしていたブログ記事も少しづつ再開したいと思います。

今回は久しぶりの小ネタですが、私は結構最近まで知らなかったネタです。

Account Engagementメールでは文中にURLを入れた場合、必ず追跡用のリンクに変換されますが、ブランドの観点からURLをキチンと表示させたいようなケースもあると思います。

特にメール署名欄は通常のメールのやり取りのようにURL欄を「https://www.yoursite.com/」などのURLをフルパスで記載したい、という方が多いのではないかと思うのですが、Account Engagementでメール署名欄にURLをキチンと表示させる、というのは普通のやり方だと実現できない機能でした。

というのもAccount Engagementでは「https://」または「http://」から始まる文字列をURLとみなし自動的に追跡URLに自動変換する機能があり、これを「このURLは変換しない」「このURLは変換する」というように任意で設定する機能はありません。

 HTMLメールで記載する場合も

  <a href="https://www.yoursite.com/">https://www.yoursite.com/</a>

 と記載する場合、文字列として表示されるURL部分も変換されてしまうため、以下のような形になってしまいます。

そのためURLに変換されないようにするには

  <a href="https://www.yoursite.com/">コーポレートサイト</a>

とか、「http://」部分を外して以下のような不格好な形で記載するほかない、と思っていた方も多いと思います。

  <a href="https://www.yoursite.com/">www.yoursite.com</a>

※ちなみに、この場合でもテキストパートのURLは変換されていますよね・・・実際に私が個人的に受信しているAccount Engagementから配信されているメールを何件か確認してみましたが、メールの署名欄にきちんとURLが記載されているケースはほとんどありませんでした(あくまで私の受診しているメールの範囲内です。調査したわけではありません。)

署名欄のURLを追跡用リンクに変換されないようにするには「送信者」の設定を行うだけでOK!

で、解決するにはですが、意外とシンプルで以下の手順となります。

①メール送信者のアドレスを持つユーザーを作成する

 Account EngagementのユーザーをCRMと同期が完了している組織であれば、個々のユーザーのメールアドレスはSalesforce組織のユーザーのメールになっています。しかし、メールマガジン的に運営している組織だと特定のユーザーのアドレスではなく、info@とかsales@などのメールアドレスを送信者のアドレスに指定している場合がほとんどかと思います。その場合はSalesforceライセンスを一つ消費してそのための専用ユーザーを新たに作成・・・ではなく、Account Engagementのアクセス権を付与したIdentityUserを新たに作成して「メール送信だけのユーザー」というものを作成頂く必要があります。

※余談ですがフォームや各種アクションの通知先にメーリングリストを指定したい場合にもこちらのIdentityUserを作成する方法が利用できます。

②メール送信ユーザのプロファイルを編集し、署名かURLを設定する

 Account Engagement設定のページにある「私のプロファイル」を設定して「URL」または「署名」を設定して、メールテンプレート作成時に送信者を「特定のユーザー」に指定するだけでOKです。どちらを利用しても問題ありませんが、「URL」はシンプルに設定ができる反面、1か所しか指定できないデメリットがあり、「署名」を選択した場合は複数のURLなども自由に設定が可能なメリットがあるものの、HTMLメール内の既存コンテンツと競合しないようにあらかじめHTML自体を調整頂く手間がかかります。

③メールテンプレート作成時に送信者を「特定のユーザー」に指定する

 ユーザーの設定が完了したら、メール署名を指定したユーザーを送信者に設定します。メールテンプレート作成の送信者の画面から送信者を「特定のユーザー」に指定します。

以上で設定完了です。

これでメールを送信するとメールの署名欄のURLが変換されず正しく表示されるようになります。

ちなみに、「署名欄にあるURLをクリックした人のカウントが知りたい」って人は残念ながらこの機能と両立することはできません。

(署名欄のクリックが何かを大きく左右する事は無いので気にする必要が無いと思います・・・が。)

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